四十肩・五十肩は30代でも起こる!?
今回ご紹介するのは、30代の肩の痛みです
四十肩・五十肩は40代や50代の方がなるイメージかも知れませんが、若い方でもなります
「自分は若いし、大丈夫だと思っていた」
実際になった方からこんな事を聞きます
ですが、要因があれば誰でもなります
一体どんなことが要因なのか?
肩以外にも悪いところがあるのか?
などを頭において最後読んでくださいね
問診
30代 女性 デスクワーク
主訴:両肩に痛みがあり、特に左肩が辛い
- 2ヶ月くらい前から左肩に鈍い感じがし始めた
- 横向きで寝てスマホをしていたこと多かった
- 1ヶ月前から痛みに変わった
- 動かすと痛みがあり、特に脱衣が辛い
- 最近になって右肩も違和感が出てきた
〈既往歴〉
特になし
検査
肩の状態
・肩の可動域
左肩 屈曲、外転ともに170°で痛み 内旋は痛みのためほぼ不可
右肩 外転の可動域の最後で引っかかり
・肩甲下筋 左右筋力低下、圧痛と緊張
・大胸筋鎖骨部 左筋力低下 圧痛
・菱形筋、前鋸筋、 圧痛と緊張
・左三角筋 圧痛
・左鎖骨下筋 圧痛
その他の状態
・頚椎 可動制限
→ 押圧しながら肩を動かすと可動域が改善
・頸部伸筋群、斜角筋群 緊張と圧痛
・胸椎 可動制限
・仙腸関節 可動制限
・ハムストリングス 右筋力低下
・中殿筋 緊張と圧痛
経過と内容
初回施術
まずは、肩関節への神経が出ている頚椎を調整
→ 左右の屈曲、外転の可動域が180°まで改善し完全に挙がるように
さらに、肩関節周りの肩甲下筋、前鋸筋、鎖骨下筋、三角筋を調整
→ 動作時の痛みも軽減
その他、肩以外の部分も調整し、全体のバランスも整える
最後に肩のエクササイズを2種類伝えて終了
2回目以降の経過
2回目来院時、少し良くなった感じがする。動かしやすい とのこと
肩の可動域を見ると、右は問題なく動かせている
左は、痛みがあるものの屈曲、外転は完全な可動域を維持している
ただし、頚椎の可動制限があるため調整
前回同様、肩関節周りの筋肉も調整
3回目、ちょっと痛みがあるが最初よりも良い。セルフケアも続いている
左右の可動域は問題ないが痛みは残っているので、調整
4回目、痛みはなくなってきている
5回目、急に挙がらない感じになった
→ 話を聞くと、仕事が忙しくなり座っていることが増えた
頚椎の可動制限があるので調整した
→ 肩の可動域は大きく変化なし
胸椎をチェックするといつもより全体的に可動制限が強い
→ 調整後は肩が挙がるように
6回目、前回よりも挙がるようになり良い。腕を引くと痛みがある
7回目、引く動作も痛みがない
8回目、落ち着いている。脱衣も楽になった
以降もさらなる改善と予防を目的に継続的にケア
コメント
四十肩・五十肩のというのは通称なので、実際には20代でも30代でも関係なくなります
伺ったお話から、肩を下にして横になっていたことが要因の一つですね
スマホがあるとベッドなんかでゴロゴロしながら、ついやってしまうのではないでしょうか?
肩の症状は、肩を下にして押しつぶすような状態にするとひどくなることが多いので避けたほうがよいです
また、この症例には特徴があります
それは、始めは頚椎が肩に大きく影響していたのに、途中から胸椎が影響してきたことです
お話では、仕事が忙しくなったタイミングと重なっているのでそれが影響していると考えられます
仕事忙しい → 座りっぱなし → 背中が丸くなる → 肩も挙がらない
肩を挙げるには背中も使います
背中(胸椎)の固さが出たことによって挙がらなくなってしまったんですね
同じ肩が挙がらない状態でも、どこが影響しているかはその時の状態によって変化します
ですので、よつ葉カイロプラクティックでは、毎回お話を聞いて現状を確認し、どんな施術がどんな変化を出すのか確認しながら行っています
あなたの肩が挙がらないのは、実は肩以外が影響しているかもしれません
「でも、30代って若いし、なんとなく行きづらいな」
と思ってためらうよりも、お困りでしたらご相談ください
お電話ありがとうございます、
よつ葉カイロプラクティックでございます。